HW樹脂のブルーイングから数日が経ちました。
ブルーイングは酸化作用で着色するものですよね。
酸化作用で着色。私の本業でもこれと同じ様な仕事内容があります。「ヘアカラー」です。
アルカリ性薬剤を使ったヘアカラーもやっぱり2~3日ほど経つと色合いが落ち着いたり少し明るくなったりと、多少色合いの変化があります。
仕事のときはこれを計算しながら施術しますがブルーイングの時はこんな気持ちの余裕はありません。
この間染め上がったHW樹脂のブルー面も多少色合いが落ち着いてきて「いい感じかも・・・。」ってな感じになってきてたので、気を取り直して金属パーツのブルーイングに入りました。
いつものように脱脂洗浄しました。
マルシンの金属パーツには円い凹みがけっこうありますよね。研ぎ出しにけっこう時間が掛かるし、作業自体が辛いです。
セレーションやチェッカリング。
モーターツールの真鍮ブラシのビットで「ジャー」。早いし楽です。
でも私は形状的に許す限りなるべく△のダイヤモンドやすりを使って研いでいきます。
「ゴシゴシ」と・・・。じゃなく撫でるように「ス~」っと。
時間は掛かります。でも金属パーツは鋳製です。エッジが甘いです。
チェッカリングのエッジを立てるようにヤスリがけをすると、けっこう見違える様になってくれます。
でも「ゴシゴシ」はダメです。いかにも手で彫りましたって感じになってしまいますから。
写真はヤスリがけのあと真鍮ブラシで優しく磨いたところです。これで艶が出てきます。
全体が磨き終わりました。
今回も400番のペーパーで磨いた後、青棒を純毛バフに付けて磨きました。
このやり方だと艶は出てくれるのですが、ペーパー掛けの後が僅かに残ってしまいます。ですが規則正しい方向にペーパー掛けをしておくと、ツールマークというかヘアラインというか実銃っぽい雰囲気が出てくれます。
ブルーイング・・・、染め上がり。
WAのM1934で紹介した「基本色」から色合わせをしたのですが・・・。
マルシンの亜鉛合金はなかなか青味が出てくれません。ここまでで精一杯でした。他社の亜鉛合金なら真っ青になるような作業をしたのに・・・。
HW樹脂をあまり青味を出さないようにブルーイングしたので、この位だったらあまり違和感は出ないと思います。
組み立て~完成!!
やっぱりHW樹脂の色と少し色が合ってくれてません。
ですがこれはこれでNo.2MkⅠのメカメカしい雰囲気が出てくれてるかな?なんて思いながら自分を納得させました。完成した時はいつも嬉しいんですよね。
今回はちょっと時間が掛かってしまいました。まぶたが重い・・・。
最近のコメント