2006年6月13日 (火)

亜鉛塗料

今回は51NAVYのフレームにケースハードン処理を行ってみたいと思います。

HW樹脂に直接ブルー液でケース処理をした場合、どうしてもメディコムのプライマーやキャロムのジルコニアクリスタルのようなクリアコート塗料を吹き付けなければなりません。

そうすると51NAVYのようにケースハードン処理の金属パーツを多用しなければならないモデルでは素材の差異がどうしても目立ってしまいます。

Dscf0601 ということで今回は、亜鉛塗料を使用してのケースハードン処理を行ってみました。

使用した塗料は「ローバルスプレーR」

トタンなどの亜鉛メッキの補修用の塗料で、亜鉛含有量96%。

実売価格は約1400円程度。トイガン用塗料などに比べるとかなり安価です。

しかし300mlの缶を持ち上げると「ズシッ」と重く、亜鉛含有量96%という謳い文句はダテじゃないなと期待させられます。

Dscf0576 ・・・で、早速吹き付けてみました。

多少厚めに吹き付けたほうが良いようです。実際エッジ部分やその他の地肌が何回も出てきて塗り直し、結局この小さい部品に2缶も使ってしまいました。磨き方にちょっとしたコツが要ります。

HW樹脂は磨くのに根気が要ります。逆にこちらはすぐに艶が出てきてくれるのですが地肌が出ないように非常に神経を使います。

Dscf0578 大体磨き終わったところ・・・。

この後、コンパウンド掛け~バフ掛け。

磨いてしまうと、殆ど無垢の亜鉛って感じになります。

Dscf0597 完成!

上のほうが亜鉛塗料を使ってケースハードン処理をした物。下の方はHW樹脂に直接処理した物です。

亜鉛塗料で処理した物は、殆ど無垢の亜鉛パーツと同じ手順でケース処理が出来るうえに「ピンクダイヤモンド」っていうガラス系コーティング剤を使用することが出来ます。

私は亜鉛パーツのケースハードンや磨きっぱなしの状態で仕上げたい場合のみピンクダイヤモンドというコーティング剤を使用しています。仕上がりは艶が出るのですが、被膜が非常に薄いので金属の地肌そのままって感じになるので不自然さが無く、その上しっかりコーティングされているので磨きっぱなしで仕上げた亜鉛パーツが白く錆びてしまうこともないようです。

ただし、HW樹脂にケース処理した物は染み込んでしまうような感じになるためお薦めできません。(HWをブルーイングしたものにも使用したことはありません。ブルーイングした亜鉛パーツにはいい結果が出るようですが、ブルー面にコーティングって気分的「なんかね~」って感じなので使うことは殆どありません。)

・・・で。下の方の51NAVYも亜鉛パーツの方で質感を合わせようと頑張ってみたのですが、やっぱり素材の違いが明確に解ってしまう仕上がりになってしまいました。しかもこのラウンドバレルのモデルはHW樹脂は成分がちょっと違う上に成分ムラもあるようで、ブルーイングもあまり綺麗には仕上がってくれてません。

っと言うことで、この亜鉛塗料。なかなか使えるかな?って感じでした。

ただし磨くとき、かなりイライラすることを覚悟しなければなりませんが・・・。

それからこの塗料。室内での塗装はお薦めできません。灰色の亜鉛の粉が部屋中に散らばって掃除が大変でしたε~(;@_@)

2006年5月14日 (日)

ハドソンSAA NEWフロンティア

Dscf0458_1 今回はハドソンColt New Frontierです。っていうか、もう出来上がってしまいました。

最近はついついSAAに目が行ってしまいます。

私がまだ子供の頃だったかCMCからABS製のSAAが発売されました。・・・で、CMCだからということでなんとなく購入したらその魅力に取り憑かれてしまい、次は組み立てキットが出たからと購入し、その次は金属製モデル。ウエスタンアームズからもSAAが発売されてるからと、そっちも購入(これが一番作動がスムーズでした)。と言ってもお金のない貧乏少年でしたので、次から次へという感じではなく一年半ほど掛けてって感じでした。

その頃は紙火薬からキャップ火薬に切り替わってる頃で、ウエスタンアームズのSAAはキャップ火薬onlyっていう仕様でしたが、CMCのはカートリッジの形状やメインスプリングの強さからどっちの火薬も使える仕様のような感じで、生まれが共に六研デザインですので互いの形は双子のように似ていたのですが、そのキャラクターは全く違う物でした。

・・・で、発火は主にCMCのプラ製。裏の紙から剥がすように取れば紙火薬が5枚ほど詰めることが出来たので、それでバーン(パンッじゃないですよ。)。たまに爆竹の火薬をほぐして一緒に詰めてドッカーンとかやってました。今思うと「よく壊れんかったな~」って思ってます。

私が住んでいる熊本のような田舎、それも昔は随分のどかだったんですね。こんなことやってても近所の人も「ま~た、あそこんクソガキはバカんこつばっかしよる。」ぐらいで、そんなことやってるうちに友達も集まってきて一緒にバンバンやってました。

話しが脱線し過ぎてしまいました(´~`;)

Dscf0459 で、ケースハードン。

今回はちょっと手順を変えて行ってみました。

一番濃い青い部分を出す作業の前にフレームを水で濡らし、アルミブラックの原液を筆で「ポチョン」と一滴に満たないぐらい落として直ぐ流水で流す。これを数回繰り返してみました。

全体的にちょっと濃い色にはなってしまいましたが、なかなかいい感じで気に入ってます。

その他、バレルやシリンダーは今回もドブ漬けです。

Dscf0464 ブルー液の話し。

2㍑のポリ容器です。これにブルー液を自分の好みで混合したものを100cc入れ、水を満タンに入れます。これでブルー液の準備完了です。

写真では満タンになっていないのは、今回の作業でちょっとこぼしてしまったからです。

Dscf0461 ちょっと勿体無い使い方のように感じるかもしれません。ですが、使用後に涼しい場所に保管しておけばけっこう何回も使いまわすことが出来るのです。

写真右は前回染めたHWSのアーティラリーです。実はこれ、同じ液を使って6挺目の物です。ということは6回使いまわしたことになります。

で、今回新しいブルー液で染めた左側のNewフロンティア。全然変わりません。と言うより「染め」だけで言えばアーティラリーの方がいい感じに染まってます。写真を介さなくて実物でも、こっちの方が綺麗に染まってます。(メーカーで材質が多少異なりますので一概には言えないかもしれませんが・・・。)

アルミブラック一本使って「塗り」で6挺分染められるかな?って考えると、実はこっちのやり方に変えてからの方が液代が掛からなくなっていることに気付きました。

このサイトは中古ショップみたいなのですが、写真が豊富でシングルアクションリボルバーのブルーイングの参考にしています。http://www.collectorsfirearms.com/colt.htm 特にケースハードンの参考なりますよ。でもなかなか本物みたいにはいきませんね。

次は、マルシン モーゼルM712 HWの予定です。見るからに難しそうです。

失敗してしまうんじゃないかな~。なんて思いながら今眺めています。

2006年3月 1日 (水)

HWS SAA アーティラリー ケースハードン ~完成!!

ここ数日、公私共にバタバタして更新が滞ってしまいました。

Dscf0105 写真はフレームの仕上げと「バレル」「シリンダー」のブルーイングが終わったところです。

フレームはクリアコートを吹き付けた翌日、より光沢を出すようにコンパウンドを掛けました。表面が凸凹にならないようにクリアを吹き付けておくとあまり時間をかけずに済ませることができます。

今回、テカテカに仕上げたかったのでちょっと厚めに吹き付けてありますが・・・、どうでしょうか?ブルー液での作業後のようなコテコテ感はなくなっていると思います。

ただ、色合いの濃淡も少し曖昧になってしまいました。クリアを吹くとどうしようもないのでしょうが、もうちょっと滑らかな色合いを出せるようにならなければ・・・。と思ってます。

Dscf0107 金属パーツのブルーイングです。

ちょっと黒っぽく写ってますが、もうちょっと青味がかった色をしています。

トリガーガードの形状を少し修正したのでちょっと時間が掛かってしまいましたが、なかなかいい感じに仕上がりました。

Dscf0131 完成!!

SAAの組み立てには、そう時間は掛かりません。

と言うより超カンタンです。

今回、組み立てキットでしたのでシリンダーハンドとボルト(シリンダーストップ)に多少調整は要りましたが、それほど難しい調整ではありませんよね。

Dscf0133 最初、バレル底部が平面になってるとか表面が粗くて磨くのに時間が掛かるとかケチを付けましたが、ハートフォード製はキチンと磨いてキチンとブルーイングすればとても綺麗に仕上がってくれます。特にHW樹脂、亜鉛パーツ共に色合いの調整幅が広いのでいろんな雰囲気に仕上げることが出来ます。

ブルーイングの素材として見るならハートフォード製が一番やりがいのあるモデルガンです。というより大好きなメーカーです。

他社製よりちょっと重いのも嬉しいですよね。

2006年2月24日 (金)

HWS SAA アーティラリー ケースハードン

本物のケースハードンって凄く綺麗ですよね。

本来、熱処理で得られる模様をブルー液で表現しようというのにちょっと無理があるようで、特にヘビーウエイト樹脂においては「ケースハードン風」にしかなってくれません。

もっと工夫をすれば、よりそれらしい仕上がりになってくれるのかもしれませんが・・・。

Dscf0099 今回、私なりの方法を紹介してみたいと思います。

ハートフォードさんとホッタワークスさんのHPの方法によく似ています。

使用するブルー液はG.スミス.S「シャイニーブルー HW用」「EX.ブルー」です。

まず、面出し後に真鍮ブラシで磨きます。HW樹脂の目を潰すように根気強く磨いていくと真鍮色に光沢が出てきます。

次に、かなり薄く希釈したシャイニーブルー(いつも目分量なので正確には解りませんが、たぶん40倍~50倍程度だと思います)をフレームに塗ります。

すると徐々にグレー色に変化していくはずです。磨く前のHW樹脂の色位になったら水洗いをします。

完全感想後、また真鍮ブラシで磨きます。一番目の写真はここまでの作業が終わった状態です。少し黄色味がかった色になっているのが解ってもらえると思います。

もっと濃い液を使えばこんな面倒くさいことしなくても茶色がかった黄色になるのですが、私の印象としては少し色が濃すぎるような気がするのでこの方法でベースの色を作ってます。

Dscf0103 次にEX.ブルーを20倍程度に希釈して小筆(0.0号)で模様を入れていきます。ちょっと液が薄すぎるように感じるかもしれませんが、この程度の方が液の反応がゆっくりで「色が濃すぎた」というような失敗を防げます。

筆を入れる回数を増やすほど模様が複雑になり、筆に液を沢山含ませるほど色が濃くなります。模様を入れる部分で回数や液の量を変えてそれらしい雰囲気にしていきます。

写真は3回ずつ筆を入れた状態です。茶色い部分は筆に液を沢山含ませた箇所です。

Dscf0104

最後にEX.ブルーを5倍に希釈した液を先ほど模様を入れた部分に小筆で塗っていきます。

すると茶色だった部分が徐々に青くなっていきます。

希望の色が出たらティッシュで拭き取ります。

この作業は部分的に区切りながらやった方がうまくいくようです。欲張っていっぺんにやろうとすると色が濃くなりすぎて「ありゃりゃ~」ってな色になってしまい「後悔先に立たず」を実感する羽目になってしまいます。薄い色を濃くすることはできますが、濃い色を薄くすることは出来ません。

最後の作業は「ちょっと控えめ」ぐらいが丁度いいんじゃないかな~?。って思います。あまり濃くなりすぎると品がなくなってしまいそうな気がします。

それでも多少コントラストは強めに入れたほうが良い結果が出ます。この写真も凄くコテコテって感じに見えますよね。でも仕上げのクリアコートで色のコントラストが多少曖昧になってしまいのでこの位でも控えめな感じになります。

塗りでブルーイングをしている方ならよく知ってることですが塗り始めは茶色っぽい色で、徐々に青い色に変わっていきますよね。

ケースハードンはブルー液の反応を鈍くして部分的にその途中段階を残しながら模様をいれていくって感じです。

でも「言うは易し」ですよね。なかなか納得のいく仕上がりにはなってくれませんよね。もしかすると絵を描くことが得意な人や、それを職業にしている人が綺麗に仕上げるヒントを持っているかもしれないんじゃないんかな~?なんて思ったりしてます。

「磨き」が終わってからの作業ってそれほど時間は掛からないのですが、今朝は4時に起きてフィギアスケートを見てしまったので今日もちょっと眠い一日でした。(でも嬉しくて感動してました・・・。)

明日はクリアコートも乾いてるのでコンパウンド掛けとバレルとシリンダーのブルーイングです。

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