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2006年9月11日 (月)

リアリティー

私のブルーイングに対する考え方は「リアリティー」と「美しさ」をいかに両立させながら表現するか。ということでした。

どちらが欠けても「良い物」ではなくなってしまいそうです。

「技術」という物は、時に人を頑なにしてしまいます。

Dscf0788 Dscf0790_2  この写真は、ほぼ同時進行で製作したエンフィールドと51navy。

上の51navyは最終的に自分が思ったとおりに仕上がってくれました。

それに反し、下のエンフィールドは当初の予定とは全く違う仕上がりになってしまい、ちょっと不本意な結果になってしました。

・・・で、この二つのモデルを比較してみると、写真ではちょっと解りづらいかもしれませんが「リアリティー」というか「実銃感」では圧倒的にエンフィールドが勝る。という結果になってしまいました。

そんなこんなで「自分が思った通りに仕上がらなかった。」と思いながら、今までで一番の「リアリティー」を得ることが出来たエンフィールド。

こんなことって、なかなか受け入れ難いことです。

でも、こんなことって日常生活でも度々あることですよね。

全てを自分の糧にしてまた前に進んでいけばいいし、またそうしなければならない。ということを再確認した今日この頃でした。

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2006年9月 8日 (金)

エンフィールド No.2 MkⅠ完成

今日は金属パーツのブルーイング。

工程はいつもと同じです。ではなくて、「ドブ漬け」→「塗り」で仕上げました。

HW樹脂パーツが青く仕上がってしまったので、金属パーツも青く仕上げる必要があります。そんな時は漬け込む時間を少し短縮して、ブルー液の原液を少し「塗っては磨き」「塗っては磨き」と繰り返していくと、自然に青くなってくれます。

エンフィールド No.2 MkⅠをブルーイングしてある物に、トリガーとハンマーをケースハードン処理してある物をよく見ます。ですが、私が知ってる限りの実銃の写真ではブルーイングで仕上げてる物しか知りません。(間違っていたらスミマセン。)ですので今回もブルーイングで仕上げました。

Dscf0779 ・・・で、完成です!

ちょっと明るく写りすぎてしまいました。実物はもうちょっと濃い色をしています。

Dscf0781 この写真の方が近いイメージで写っているようです。

で、今回もヘンなことをやってしまいました。

「古い鉄の質感」なら、とことん古い銃っぽく仕上げてやろう。ってことで使い古した3000番相当のスポンジパットでエッジ部分のブルーを剥がしちゃいました。

ホルスターの抜き差しで擦れそうな部分。あんまり剥がしすぎるとイヤラシクなってしまうので、極々控えめに・・・。

写真では解りづらいかもしれません。

またまた邪道ですよね、こんな仕上げ方。でも、なんかちょっとすごくいい感じになりました。

「災い転じて福となす」結果オーライでとりあえず満足いく仕上がり。

でも、課題は沢山残ってしまいました。

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2006年9月 7日 (木)

何故?

Dscf0769_2 これは昨日までの「磨き」が終わった状態の写真です。

400番で磨いたサイドパネルのペーパー痕が解って頂けると思います。

この様に広い平面部は一方方向だけでなく、縦横斜めと、いろんな方向に磨いてやると均一な平面が出てくれるようです。

Dscf0772 ・・・で、モデラとドライバーの軸を使っての「目潰し」が終わったところです。

シリンダーのように主に曲面で構成されたパーツと、主に平面で構成されているパーツとを比較すると、どうしても曲面部の方が艶が出やすいように感じます。

ですので目潰し作業は、平面部により多くの時間を割かなければなりません。(それでも、形状的な関係でバレルとフレームに比べて、シリンダーの方がツヤツヤに仕上がって居るように見えてしまいます。)

Dscf0774 今回も、ブルーイングは「ドブ漬け」で行いました。

本当は最近、この方法にちょっと迷いがあります。「迷い」ってのが一番いけませんね。

でも、その迷いの中から見つかる物もあるかもしれませんが・・・。(これはまた次回に・・・。)

写真は液から取り出して乾燥させた状態です。スラッジだらけになってます。

Dscf0776_2 「何故??」

求めていた「色合い」「質感」と全然違います。こんな感じにするはずじゃありませんでした。

「古びた鉄の質感」といえば、モロそんな感じ。最初からこんな感じを目指して施術しました。と言ってしまえばそれでいいのかもしれません。

でも、もっと青味を抑えた色合いにしたかったのです。マルシンのHW樹脂は青く染まりやすいのですが、もっと灰色がかった落ち着いた雰囲気にするはずでした。

最近はいつもこんな感じ。思ったように仕上がらなかったり、仕上げの段階でガリっと大きなキズを付けてしまう様なくだらないミスをしたり・・・。

スランプなのかもしれません。早く脱出しなくては。

それよりもなによりもブルーイングの色調整がうまくいかなくなった原因を早く見付けなくては・・・。

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2006年9月 5日 (火)

エンフィールド No.2 MkⅠ

Dscf0770_1 エンフィールド No.2 MkⅠ。

今回で2度目になります。

バレルとフレームの側面を400番、その他を800番まで磨いた所です。

シリンダーはフルート部以外手を付けてない状態です。

Dscf0769 フレームのサイドパネルは取り付けて面出しを行いました。

段差を無くすためです。

それからこれもほんのちょっとしたことですけど、トリガーガード周りのパーティングラインを取り除くついでに肉厚を薄くしました。

けっこうな厚みがありますので、最初はガリガリと力任せに削り取ります。

トリガーガード内のパーティングライン処理って、けっこう面倒ですよね。でも今回は薄くするのが目的でしたので180番のペーパーを使ってガリガリ。

後は厚みが均一になるように整えます。写真はその作業が終わった状態。

ほんのちょっとした違いですが、これだけで質感が格段に向上してくれました。

トリガーガードの形状は自分の好みの形にしてあります。今回は実銃の写真を見ずに作業してみました。

というのもこの時代の銃は最終的に職人の手で仕上げられていたはずだからです。沢山の写真を見比べると、ほんのちょっとずつ形状が違っていますよね。

ですので今回は、その職人になりきったつもりで「作業」を行ってみました。

明日はペーパーの番手を上げて「磨き」の仕上げまでもって行きたいな、なんて思ってます。

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2006年2月 7日 (火)

エンフィールド No.2 MkⅠ金属パーツ~完成!!

HW樹脂のブルーイングから数日が経ちました。

ブルーイングは酸化作用で着色するものですよね。

酸化作用で着色。私の本業でもこれと同じ様な仕事内容があります。「ヘアカラー」です。

アルカリ性薬剤を使ったヘアカラーもやっぱり2~3日ほど経つと色合いが落ち着いたり少し明るくなったりと、多少色合いの変化があります。

仕事のときはこれを計算しながら施術しますがブルーイングの時はこんな気持ちの余裕はありません。

この間染め上がったHW樹脂のブルー面も多少色合いが落ち着いてきて「いい感じかも・・・。」ってな感じになってきてたので、気を取り直して金属パーツのブルーイングに入りました。

Dscf0045 いつものように脱脂洗浄しました。

マルシンの金属パーツには円い凹みがけっこうありますよね。研ぎ出しにけっこう時間が掛かるし、作業自体が辛いです。

Dscf0046 セレーションやチェッカリング。

モーターツールの真鍮ブラシのビットで「ジャー」。早いし楽です。

でも私は形状的に許す限りなるべく△のダイヤモンドやすりを使って研いでいきます。

「ゴシゴシ」と・・・。じゃなく撫でるように「ス~」っと。

時間は掛かります。でも金属パーツは鋳製です。エッジが甘いです。

Dscf0047_1 チェッカリングのエッジを立てるようにヤスリがけをすると、けっこう見違える様になってくれます。

でも「ゴシゴシ」はダメです。いかにも手で彫りましたって感じになってしまいますから。

写真はヤスリがけのあと真鍮ブラシで優しく磨いたところです。これで艶が出てきます。

Dscf0049 全体が磨き終わりました。

今回も400番のペーパーで磨いた後、青棒を純毛バフに付けて磨きました。

このやり方だと艶は出てくれるのですが、ペーパー掛けの後が僅かに残ってしまいます。ですが規則正しい方向にペーパー掛けをしておくと、ツールマークというかヘアラインというか実銃っぽい雰囲気が出てくれます。

Dscf0050 ブルーイング・・・、染め上がり。

WAのM1934で紹介した「基本色」から色合わせをしたのですが・・・。

マルシンの亜鉛合金はなかなか青味が出てくれません。ここまでで精一杯でした。他社の亜鉛合金なら真っ青になるような作業をしたのに・・・。

HW樹脂をあまり青味を出さないようにブルーイングしたので、この位だったらあまり違和感は出ないと思います。

Dscf0051 Dscf0052

組み立て~完成!!

やっぱりHW樹脂の色と少し色が合ってくれてません。

ですがこれはこれでNo.2MkⅠのメカメカしい雰囲気が出てくれてるかな?なんて思いながら自分を納得させました。完成した時はいつも嬉しいんですよね。

今回はちょっと時間が掛かってしまいました。まぶたが重い・・・。

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2006年2月 2日 (木)

エンフィールド No.2 MkⅠ5日目~失敗!!

Dscf1 800番までのペーパーを使っての磨き終了。

なんだか今回は長い道のりでした。こんなことってあるの?っていうくらいなかなかうまくいきませんでした。

でもとりあえず最終磨きのほんの一歩手前までこぎつけることができました。

Dscf2 グルグルのペーパー。

普通にペーパーを使って磨いた後にこれを使います。

テカテカに光ってるのはHW樹脂で目が詰まったためです。これでゴシゴシ磨くというか、お互いの目を詰まらせるように擦って樹脂面を滑らかな艶のある面にしてやります。

そしてドライバーやモデラを使って最終的に目を潰します。

・・・で、やっとブルーイング。長い道のりでした。

Dscf0015 ドブ漬け・・・。失敗です。

茶色がかった部分が解ってもらえると思います。

HW樹脂の場合、ムラになっている証拠です。

いつもと手順を変えたためにこの様になってしまいました。

こうやったら失敗するという手順だったのは解っていた筈なのですが・・・。

手順は大切です。特に失敗する手順は絶対に覚えておいて二度と同じ手順は踏まない・・・。

今回はそれをやってしまいました。もしかしたらうまくいくかもしれない、とか今までより一歩美しい仕上がりを得る手掛かりを掴むかもしれないと思って・・・。

それが失敗の元でした。うまくいかないのは、うまくいかない理由があるのです。

Dscf3

Dscf4 Dscf5

サイドパネルが特にひどいです。ムラを無くすために磨いてもう一度ブルー液に漬けては磨きを3回ほど繰り返した状態です。特にサイドパネルは酷いことになってしまいました。

何故かシリンダーだけは綺麗に仕上がってます。

どのパーツも艶だけはしっかり出ているのですが・・・。

どうしよう?リブルーするかどうしようか?

でも、かなりガックリと気力が萎えてしまいました。

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2006年2月 1日 (水)

エンフィールド No.2 MkⅠ3日目 4日目

Dscf0009_3 2日目の続き。

側面部の平面出し。とシリンダーの研ぎ出し。

丸で囲んである部分はヒケが残りやすい部分です。

エンフィールドは特にヒケが強いので最初に320番のペーパーで磨きます。

基本的には400番から磨くのですが、この様にヒケが強い物は目の細かい物でダラダラ磨いているとエッジをなめたり平面が甘くなりがちなので、思い切って少し目の粗いもので平面を出します。

この段階でキチンと平面部を出しておきます。後から目の細かいペーパーで平面を出そうとしても、あまりいい結果にはなってくれません。(私の場合ですけど・・・)

結局3日目もあまりはかどらず、引けの強い部分だけの荒研ぎだけで終わってしまいました。スミマセン、写真撮り忘れてました。

・・・4日目

シリンダーの研ぎ出し。

シリンダーもけっこう歪な形をしています。これも320番のペーパーで形成しながら面出しをしました。

Dscf0010_1 写真はシリンダーのフルート部以外は320番で磨き終わったところ。

バレル、フレームは400番で磨き終わったところ。

その他部分は800番で磨き終わったところです。

写真の写り具合が悪くて磨く前の写真とあまり区別が付き難くて申し訳ないです。

平面出しの時、まず始めに引けの強い部分を重点的に磨き、その後にヒケの弱い部分と繋げるように磨いていくと綺麗な平面が出てくれます。

やっぱり昨日今日と今一歩作業に手間取ってます。

明日までには磨き終わってブルー処理に入りたいのですが・・・。

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2006年1月28日 (土)

エンフィールド No.2 MkⅠ2日目

今日は昨日320番で磨いた所を400番で磨きました。

でもなんだか今日は調子が今一歩乗りません。

いつもに比べていやに時間を食ってしまう・・・。

Dscf0006_1

Dscf0007

400番の耐水ペーパーをグルグルにした物を使ってシリンダーのフルート部とバレルの凹んだ部分からの研磨に入ります。

これにも何故かとても時間が掛かってしまいました。エッジ部をなめたりして、その修正をしたり・・・。ほんと今日は調子悪いです。

本当だったら今日のうちにフルート部分などの凹んだ部分を磨き上げて平面部の荒研ぎまで終わらせたかったのですが・・・。

Dscf0008 今日はここまでにしておきます。というより、これだけの作業に時間を使い過ぎてしまいました。

もうちょっとがんばってみようかなと思ったんですけど、どうも今日は調子がイマイチ悪いみたいです。

こんなときは思い切って作業を中止させるというのも一つの選択だと思います。

本業もそうですが、こんな日はあまり良い結果が得られないような気がするからです。(本業の方は意地でも失敗させませんが・・・)

つづきはまた明日頑張ろう。

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エンフィールド No.2 MkⅠ1日目

Dscf0002_2 今回はマルシン組み立てキットモデル。エンフィールドNo.2MkⅠを作ってみたいと思います。

洗浄脱脂後、最初にしなければならないことはパーティングライン消しです。

一番最初からとても面倒な作業です。マルシンのキットには派手なくらいにパーティングラインが残ってます。

まずカッターナイフを垂直にあててガリガリッと・・・、というより撫でるようにサクッサクッと削っていきます。注意することは新品の刃を使うということです。何回も使用した刃は僅かですが刃こぼれしています。

刃こぼれしたカッターを使うとけっこう深いキズが残ってしまい、綺麗にするためにはパーティングラインを消すのと同じくらいの面倒な作業になってしまいます。

写真は、カッターで削った後に320番のペーパーで磨いたものです。

サイドパネルが付いてますね。理由は削る前のトリガーガード内は互いにけっこう段差が付いていますが、この作業時に段差を取り除くためです。(側面の平面出し時もこの状態で作業します)

Dscf0005 パーティングライン消しってけっこう辛い作業ですよね。特にトリガーガード内とか・・・。

写真は耐水ペーパーをグルグルに巻きつけて輪ゴムでとめたものです。

かなり硬く巻いてます。

これを棒ヤスリみたいに使うわけです。作業前に各番数のペーパーで何個ずつか作っておきます。

他にもいろいろな場面で活躍するのですが、今回の作業ではトリガーガード内のパーティングライン消しとパネル合わせに活躍してくれました。

今日の作業はここまでです。

つづきはまた明日。・・・の予定です。

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