2007年2月27日 (火)

写真

写真というのは、その撮影した【人そのもの】を映し出しているんじゃないのかな?なんて思うことがあります。

【シャッターを押す】言ってしまえば簡単な作業のような感じがします。。しかしその瞬間のために「構図」「照明」を考え、自分の感性をファインダーの中に作り上げていくんですよね。

同じ被写体、同じカメラを使っても、撮影者で仕上がった作品はまったく違った物になってしまいます。

_054 以前、CAW 51NAVY ラウンドバレルを購入して頂いたお客様からお送り頂いた写真です。

今、この様な美しい「作品」となって私の手元にあります。そのことが凄く嬉しく、そして感動しました。

同じ「物」を写しているのに、私が写したものとは全く違う「しっとりとして」「なめらかな」写真、銃という冷たい被写体なのに、温か味さえ感じてしまう作品です。

私も一時期写真に凝ってる時期がありました。

バイクでツーリング。ウエストバックに一眼レフを忍び込ませて、気に入った「景色」「植物」「動物」や「人」をカシャッっとシャッターを押して収めたり、時には早起きして阿蘇の雲海や、地下水の湧き出る江津湖の写真を撮ったり・・・。

でも、本当に「これ」って言う写真は撮れずじまいでした。そしてその度に写真の難しさを実感していました。

私が目指した写真は「温か味」でした。そして、それを実現することが出来なかったのです。

だから、この写真を見て凄く感動したんだと思います。

他にもコレクションの素晴らしい写真を沢山いただきました。近日中に●Nanchan's Custom Gun●にUPしようと思ってます。

Dscf1022 ・・・で、写真を頂いたお客様のご依頼で51NAVYのブルーイングの作業中です。

この写真は240番のペーパーで9割方磨いたところ。

最近、何故か縁がある矢印部分の大き目の金属粒子。これだけ大きい粒子を残したままブルーイングをすると必ず穴が開いてしまいます。

Dscf1128 これは写真は他のお客様にご依頼頂いたNEWフロンティア 45LC。3rdということで、特にピカピカに仕上げました。

でも、これにも同じ様な不具合があったんです。

Dscf1132 通常でしたらストック品のシリンダーと交換して仕上げるところですが、依頼者様のご都合で今回はそれが出来ません。

で、磨き終わっても粒子が消えることはなく、結局粒子を取り除きHW粉を詰めて仕上げることにしました。

結果、依頼者様には大変気に入って頂いたのですが、残念ながら僅かに境目が出来てしまってます。

今回の商品は比重8のリアルウエイト オールドフィニッシュ、CAW在庫の最後の一丁だったそうです。今回も「代え」が利きません。

その上、シリンダー以上に目立つ部分です。

前回に続き、悩みながらの作業になりそうです。

次回は、面出し等の作業を詳しく紹介したいと思います。

オクタゴンバレルの幅の狭い平面部の面出しは、オートマチックにも応用が利くと思います。

ただ、作業に追われ、ブログの更新が御座なりになってしまいがちです。

いつも沢山のアクセスを頂きながら、更新が疎かになってスミマセン。

次回はなるべく早いうちにUPしたいと思います。

2006年9月14日 (木)

ラウンドバレル

Dscf0794 CAW 51navyの4inchバレル。の面出し。

写真は荒研ぎの途中です。

…で、以前からの欲求がまたムクムクと出てきてしまいました。4inchのラウンドバレルが作りたい。ぜったいにカッコいいはず。

Dscf0796 で、ヤっちゃいました。

先ずエッジをパーティングラインに見立て、カッターナイフを垂直に立て「サクッ、サクッ」っと削ります。手で撫でて「元々は八角形だったのかもしれない」という感触になるまで「削る」というより「形成」。

その後は、以前SAAのバレルの面出しで紹介した方法で綺麗な曲面を出しました。

っていうか、こんなことバカらしくて誰もやらないような作業内容を解説しても意味ないかもしれませんね。

写真は面出しが終了したところです。

Dscf0797 51navyに限っては何故か同じ色に染めても反射角の関係なのか、ほんのちょっとだけバレルとシリンダーの色が合ってないように見えてしまいます。

そこで今回、別々に染めることにしました。

最近凝っている方法です。

先ず、いつもよりちょっと薄く希釈したブルー液に、いつもより短い時間漬け込みました。

写真は液から取り出して乾燥させた状態です。

Dscf0798 シリンダーのブルーイングは先に終わらせてあります。バレルに比べ、更に短い時間で終了し次の作業をしました。

フレームのケースハードンはクリアコートを待つのみの状態。

バレルのスラッジは柔らかい布で拭き取り、というか磨き取った状態です。

この後、アルミブラック塗りこみました。

Dscf02_4 Dscf07_5

で、完成です。写真よりもっと青く仕上がってます。

でもうまく色は合ってくれました。

この方法を突き詰めていけば、もっと色々と応用できるかもしれません。

2006年6月13日 (火)

亜鉛塗料

今回は51NAVYのフレームにケースハードン処理を行ってみたいと思います。

HW樹脂に直接ブルー液でケース処理をした場合、どうしてもメディコムのプライマーやキャロムのジルコニアクリスタルのようなクリアコート塗料を吹き付けなければなりません。

そうすると51NAVYのようにケースハードン処理の金属パーツを多用しなければならないモデルでは素材の差異がどうしても目立ってしまいます。

Dscf0601 ということで今回は、亜鉛塗料を使用してのケースハードン処理を行ってみました。

使用した塗料は「ローバルスプレーR」

トタンなどの亜鉛メッキの補修用の塗料で、亜鉛含有量96%。

実売価格は約1400円程度。トイガン用塗料などに比べるとかなり安価です。

しかし300mlの缶を持ち上げると「ズシッ」と重く、亜鉛含有量96%という謳い文句はダテじゃないなと期待させられます。

Dscf0576 ・・・で、早速吹き付けてみました。

多少厚めに吹き付けたほうが良いようです。実際エッジ部分やその他の地肌が何回も出てきて塗り直し、結局この小さい部品に2缶も使ってしまいました。磨き方にちょっとしたコツが要ります。

HW樹脂は磨くのに根気が要ります。逆にこちらはすぐに艶が出てきてくれるのですが地肌が出ないように非常に神経を使います。

Dscf0578 大体磨き終わったところ・・・。

この後、コンパウンド掛け~バフ掛け。

磨いてしまうと、殆ど無垢の亜鉛って感じになります。

Dscf0597 完成!

上のほうが亜鉛塗料を使ってケースハードン処理をした物。下の方はHW樹脂に直接処理した物です。

亜鉛塗料で処理した物は、殆ど無垢の亜鉛パーツと同じ手順でケース処理が出来るうえに「ピンクダイヤモンド」っていうガラス系コーティング剤を使用することが出来ます。

私は亜鉛パーツのケースハードンや磨きっぱなしの状態で仕上げたい場合のみピンクダイヤモンドというコーティング剤を使用しています。仕上がりは艶が出るのですが、被膜が非常に薄いので金属の地肌そのままって感じになるので不自然さが無く、その上しっかりコーティングされているので磨きっぱなしで仕上げた亜鉛パーツが白く錆びてしまうこともないようです。

ただし、HW樹脂にケース処理した物は染み込んでしまうような感じになるためお薦めできません。(HWをブルーイングしたものにも使用したことはありません。ブルーイングした亜鉛パーツにはいい結果が出るようですが、ブルー面にコーティングって気分的「なんかね~」って感じなので使うことは殆どありません。)

・・・で。下の方の51NAVYも亜鉛パーツの方で質感を合わせようと頑張ってみたのですが、やっぱり素材の違いが明確に解ってしまう仕上がりになってしまいました。しかもこのラウンドバレルのモデルはHW樹脂は成分がちょっと違う上に成分ムラもあるようで、ブルーイングもあまり綺麗には仕上がってくれてません。

っと言うことで、この亜鉛塗料。なかなか使えるかな?って感じでした。

ただし磨くとき、かなりイライラすることを覚悟しなければなりませんが・・・。

それからこの塗料。室内での塗装はお薦めできません。灰色の亜鉛の粉が部屋中に散らばって掃除が大変でしたε~(;@_@)

2006年6月 7日 (水)

HWは塗り? ドブ漬け?

私はHWにブルーイングする時は殆どドブ漬けで処理を行っています。

ですが、HW樹脂へのブルーイングは【塗り】と【ドブ漬け】のどちらがいい結果が出るのでしょうか。

ということで、今回は久しぶりに【塗り】でブルーイングを行ってみました。

モデルはCAW 51navy。使用したブルー液はアルミブラックです。

Dscf0570_1 今回、作業工程は省略しました。

いつものように黒い布の上に置き、天井の2灯の蛍光灯を照明にして撮影しました。

塗りで処理した51navyは青く、ドブ漬けで処理したSAAは灰色に光っています。(ドブ漬けで使用したブルー液は私の好みで3種類のブルー液を混ぜてあるうえモデルガンメーカーも違うため、厳密に比較することは出来ませんが・・・。)

Dscf0574_1 照明の角度を変え、ベージュ色の布の上に置いての撮影ではどうなるのでしょうか。照明の光量もかなり落ちた状態です。

塗りの方は、より濃い青色に変化しました。ドブ漬けの方は灰色は消え、黒っぽい色に変化しています。

それぞれ、処理方法の違いで被膜の「質感」が全く違うように形成されてることが2つの写真で解ってもらえると思います。

【塗り】でのブルーイングでは透明感のある青い被膜がかなり深い所まで形成されているようです。その印象は、いかにも「スチールブルー」とか「ロイヤルブルー」という感じで、美しく青く光る金属被膜は、とても樹脂製であるようには感じさせられません。

それに対し【ドブ漬け】でのブルーイングでは色の付いた「層」の上に殆ど無色に近い透明の被膜が形成されています。そのため、光の当たる角度で色合いの変化が大きくなります。但し透明の被膜といってもクリア剤やコート剤とは全く違った金属的な被膜です。

結果として。私が思うには(これが本当に正しいのか解りませんが・・・)、「スチールブルー」「ロイヤルブルー」のような青い色に仕上げたい場合は【塗り】の方がいい結果が出し易いようです。基本どおりに処理を行えば、ほぼ間違いなく表面を荒らすことなくムラのない綺麗な透明感のある青色に仕上がってくれます。それに、いかにも「染めた!」といった感じに仕上がってくれますので、初めてブルーイングをされる方にもお薦めな染め方だと思います。

私は、この青い色を抑えた色に染めたいと言う考えから試行錯誤して、【ドブ漬け】という方法に行き着きました。

まだまだ試行錯誤中ですが、青味を抑え、グレーがかった「質感」を美しく仕上げる場合は【ドブ漬け】のほうがいいようです。好みの分かれる色合いだとは思いますが・・・。

ドブ漬けでも青くも仕上がるのですが、私が行った場合は被膜の関係でいつも「スカイブルー」って感じであまり現実感の無い感じに仕上がってしまいます。

・・・という訳で、【塗り】と【ドブ漬け】ではお互い全く違った質感になってしまいます。どちらの方法が優れているのか?というよりどっちの質感が好きかの違いだけで、【どっちもイイ!】って感じでした。

それにしても51navyのフレーム。磨いた後に真鍮ブラシを擦りつけ、試しにそのままクリアコートを吹き付けてみました。

いかにもチープ。まるで南軍の粗悪なコピー銃のような感じになってしまいました。これじゃダメ。やり直しです。

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