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2006年9月11日 (月)

リアリティー

私のブルーイングに対する考え方は「リアリティー」と「美しさ」をいかに両立させながら表現するか。ということでした。

どちらが欠けても「良い物」ではなくなってしまいそうです。

「技術」という物は、時に人を頑なにしてしまいます。

Dscf0788 Dscf0790_2  この写真は、ほぼ同時進行で製作したエンフィールドと51navy。

上の51navyは最終的に自分が思ったとおりに仕上がってくれました。

それに反し、下のエンフィールドは当初の予定とは全く違う仕上がりになってしまい、ちょっと不本意な結果になってしました。

・・・で、この二つのモデルを比較してみると、写真ではちょっと解りづらいかもしれませんが「リアリティー」というか「実銃感」では圧倒的にエンフィールドが勝る。という結果になってしまいました。

そんなこんなで「自分が思った通りに仕上がらなかった。」と思いながら、今までで一番の「リアリティー」を得ることが出来たエンフィールド。

こんなことって、なかなか受け入れ難いことです。

でも、こんなことって日常生活でも度々あることですよね。

全てを自分の糧にしてまた前に進んでいけばいいし、またそうしなければならない。ということを再確認した今日この頃でした。

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エンフィールド No.2 MkⅠ」カテゴリの記事

コメント

奥深いですね・・・。
ボクは本職がクリエイティブ関連ですので、やはり同じような事が起きます。理想とは違った仕上がりのものが、お客様に誉められて、理想と思って参考にしたものがダメ出しだったり。

ただ、自分の社員に常々いっているのは「マネから入れ」です。
良い作品はマネしても、同じモノには絶対に仕上がらず、いつのまにかオリジナルに変わってしまってることが多いからです。

ツッコミ方次第なんですけどね。
あまり深く考えないタイプの人にこれを言うと、いわゆる完全パクリになってしまって、なにも得る物が無かったりします。

ブルーイングに関しては・・・。
すいません。まだまだパクリで修行させていただいてます。(^◇^;)

こんにちは、BANGGUNさん。
私の記事より濃い内容のコメントを頂きました。
私も本業の方で「マネ」から入り、そして自分のオリジナリティーが確立されていったことを思い出しました。

ここ数日はブルーイングのことと本職のことをシンクロさせて考えることが多くなっています。
「迷い」とか「悩み」とか言いながら、これが一番楽しい時間でもあります。

イメージ通りに仕上がらなかっても、それがよりリアルなら全く問題ないですよね。
事実、エンフィールドのブルーグレーの鋼色はかなりリアルだと思います。
しかも51NAVYは色調整の困難な『塗り』の質感なのに、事後に色調整が可能とは画期的ではないですか?!
たしかに結果を操れないと言うのはちょっと気持ち悪い気もしますが。。。
でもmasaakiさんのことですから、後で作業内容を振り返って結果から作業の過程を関連づけていかれることと思います。
ところで、masaakiさんは「迷い」も解消に向かっているようですが、今度はこっちが「迷い」というか、どぶ漬けに「浮気心」を抱いてしまってます。

こんにちは、ビンセントさん。
この51navyの色、正直なところ「変えた」というより「変わっちゃった」が正しいんです。
ドブ漬け~塗り。と持っていったので、まだ液に反応する幅が残っていたのかもしれません。(塗りが不足していた)
で、液にドボンと漬けたり塗ったり色々してたら、あんな色になってました。
正直なところ思い付いたまま作業していたので、今度また同じ色に染められるか解りません。(「しっかりしろよ!」って言われそうですが…)

今回ビンセントさんが完成させられたチーフ、ひときわ美しいですね。
それに、まさにスミス&ウエッソンって色合い。シビレました。

ブログを拝見していて思ったのですが、ドブ漬けの質感はビンセントさんの好みとはかけ離れているような気がします。

液に反応する幅がムラなく残っているというのは、まさに『どぶ漬け』のなせるワザでしょうね。
『塗り』では完成するまでムラムラです。
『どぶ漬け』がいいなと思うのは、masaakiさんのおっしゃる『リアリティ』が再現できるのではないかと思うからです。
たしかに私が行ってる方法だとピカピカの金属質感に仕上がります。
これはこれでアリだと思いますが、どんな古い時代の銃でもぴかぴかになってします。
リアリティの再現については、こちらに軍配があがるような気がします。
ブルーが抜けてグレーに褪色したような雰囲気は今の私ではとても出せません。


ところで今出品されてる51NAVY。
素晴らしいですね。ラウンド加工されたバレルなんてピカイチです。
ちょうど今作業してるM15もバレルのラウンド加工が必要なんですが、これを見て仕上げ直さないとと思っています。
しかしこのブルーグレーの透明感はすごいです。
感服いたしました。

こんにちは、ビンセントさん。
いつもコメントありがとうございます。

液に反応する幅がムラ無く残っているというより、私のやり方だと表面が荒れてしまうため残さなければならないのです。
また別のやり方で完全に反応させてしまうと、あまりにも現実味のない「ライトブルー」になっています。

実は最近「塗り」をもう一度研究しています。というより練習と言う方が正しいかもしれませんが…。
先日の午前4時、ビンセントさんがおっしゃっている「表面を塗り固め、引き締める」の本当の意味に気付き、そして「塗り」の奥深さを知り、一人ニンマリしてしまいました。

今、ビンセントさんの技術に追い付くようにと奮闘中です。まだまだ先のことになりそうですが…。

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